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生まれ育った街へ

2009年09月05日 (土) | カテゴリ:美らピープル日記

はいさい、美らピープル寺田直樹です。
いつもありがとうございます。
骨折後17日目。

朝、目を覚ましたら、じいちゃんに呼ばれた。
別に声が聴こえたわけじゃないけど。
そもそも、物心つく前に亡くなったじいちゃん。
じいちゃんの記憶はないに等しい。
アルバムの写真くらいだ。

目が覚めると、そんなじいちゃんを、すごく感じた。
なぜかよくわからない。言葉が聴こえたわけでもない。
でも、「あっ、呼ばれてる。」っていう感覚だと思った。

ということで、まったく予定していなかったけど、行こうと思って、
生まれ育った場所のすぐ側にあるお寺に、
お墓参りに行ってきた。

ほぼ1日掛かったが、なんで迷いもなく行ったのかは、
今でもよくわからない。
だから、やっぱり呼ばれたと思う。


静岡県三島市。
僕が生まれて、転校する小学校2年生まで暮らしていた街。
電車に揺られて、3時間ほど。


三島駅に降り立った。
正直、駅を降り立った時の懐かしさは、あまりない。
小学校2年生までで、家からバスで数十分かかるので、
あまり行かなかったし、そんなに印象的な記憶はない。


駅から、歩いて10分くらいのところにある楽寿園へ。
動植物園といった感じの場所だろうか。
ここは記憶にしっかりとある。
何度か行った記憶もあるし、家が田舎だったので、
病院に行くには、バスで三島駅の近くまでくる。
この楽寿園近くを、よく歩いた。
弱い子だったので、病院にはよく行っていたから。


そして、楽寿園のすぐ隣にある小さな浅間神社。
ここも記憶にある。
浅間神社って名前は覚えていなかったし、
神社の中に入った記憶は思い出せないけど、
この場所は覚えている。
中に入って感じた、知っているって感じ。


お参りした後、神社内のベンチに腰掛ける。
この景色は、記憶で覚えているというより、
知っているって感覚。
子供の記憶に、楽寿園も楽しかったが、
この神社に来た印象が強く残っている感覚。

見てて飽きない。
目を閉じると、久しぶりに蝉の大合唱が聴こえてくる。

15分くらいそうしていたと思うが、
もう14時を過ぎているし、お昼ご飯も食べていないので、
お墓参りの時間が遅くなってしまうと思い、神社を後にする。

モスバーガーでサクッとお昼を済ませる。
お花屋さんを探さなきゃと思いつつ、
駅に戻ろうとすると、すぐにお花屋さんがあったので、
そこでしきびを買って、バスに乗る。


バスの運転手さんに、
「長伏小学校の近くのバス停ってどこですか?」と聞いた。

小学校2年生まで通っていた小学校だ。
そして、すぐ近くに、保育園の年長で通っていた保育園もある。
保育園には、母親の原付に乗って、
小学校には、歩いて通っていた。

そこに行って、その道を歩いて、
住んでいた場所まで歩きたくなった。

結局、お墓参りが遅くなるが、
行きたいんだから、しょうがない。
じいちゃん、歩かせたかったのかなぁ、なんて、
都合のよいことを思ったりしながら、
バス停を降りて、歩く。


保育園に辿り着いた。

校庭の遊具なんかは、新しくなっているが、
校舎や螺旋状の階段、校庭の広さの感じは、昔のまんまだった。

覚えている限りの保育園の色んな記憶が蘇る。
すっごい懐かしい。
土曜日で、当然閉まっていて、誰もいなかったけど、
僕のことを知っている先生いないかなぁと思ってしまった。
通っていたのは、もう、28年くらい前になる。


そして、すぐ近くにある小学校。

ここも当然閉まっていて入れなかった。
小学校の校内の記憶もあるけど、学校外での
遊びの時間がやっぱり記憶にある。
小学校から、家に向かう道を歩き出した。


道路や、田んぼの淵が舗装されているけど、
この田んぼで、よくヤゴを捕まえたりしていた。
懐かしい。


ここ、道路際にポツンとあるお墓なんだけど、
ここに大きな蟻がいて、よくその大きな蟻を探していた。


この道を通学で歩いていたんだよね。
夕方、日が傾くと、歩道に入ってくる走る車の影。
それをジャンプして避けて遊んだり、
車のナンバープレートの色で遊んだり、
そんなことをしながら、よく歩いていた道。


ここにタニシがいて、タニシを採った記憶がある。
この近くに、ザリガニをよく捕まえた、小さな小川と、
その隣が友達の家だったんだけど、その場所は、
小川もなく、面影はなかった。

あと、木材置き場があって、そこは秘密基地に
していたんだけど、そこも面影がなかったな。


家の近くの狭い道。
ここで、ドッジボールをしたり、サッカーしたり、
近所のお兄ちゃんたちと、色んな遊びをした。
周りの家は、記憶にない新しい家が多かったけど、
この道だけは、変わりなかった。

そして、この右側の大きなお家が、「こっこばあちゃん」の家。
家にニワトリを飼っていたので、"こっこ"ばあちゃん。
いつまでも、ここのニワトリを見ていたらしい。
風の便りで、転校して、比較的すぐに亡くなったこっこばあちゃん。
でも、家が残っていて、よかった。


住んでいた場所。面影なし。
マンションと駐車場になっている。


家のすぐ近くにあるお寺。
ここには、法事で何度か来ている。
車で家族で来ることしかないので、
今回みたいに、1人でバスできて、じっくり歩いて
回るってことはなかった。

お墓参りをしながら、じいちゃんとばあちゃんに
色んなことを報告した。
僕は、じいちゃんやばあちゃんの声や姿を
見ることはできないけど、
お墓の前で、目を閉じて、手を合わせて、
色んな話しをする。
家族や親族で来ると、慌ただしいこともあり、
ゆっくり話しをすることなんてなかったので、
すごく良かったな。
呼んでもらえて、嬉しい。


家から歩いて、30mくらいの場所にある河原。
ワラビやつくし、ノビルを採ったり、芝ソリをしたり、色々遊んだ、河原。
道路脇がコンクリートで固められていたり、
舗装された階段ができたり、以前より少し整ってる感じ。


この風景があるから、川が好きなんだなと、
今更ながらに気づいた。河原って、好きだ。


ここで、よく芝ソリをした。
最後、ちゃんと止まらないと、工場手前の大きな溝に
落ちてしまうという、チキンレース的な楽しみもある場所。
変わってなかった。


河原を少し川側へ降りたら、でっかい蛇の抜け殻があった。
思わず、撮影。


河原に座って、少しボーとしていた。


また、バスに乗って、三島駅に戻り、
今の家に帰った。帰ったら、22時近く。

ほぼ1日掛かったけど、大切な1日だった。
ありがとう。

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 寺田 直樹(てらだ なおき)
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