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クリエイティブに携わる者として

2007年09月14日 (金) | カテゴリ:美らピープル日記
今日は、ウェブ関連でのあるイベントに参加した。

前半は、まじめな発表。皆が椅子に座り、前方のプロジェクターに映し出される内容や、プレゼン者の話を聞いている。その後、乾杯の挨拶と共に、立食が始まる。ここからは歓談の時間だったり、用意されているイベントを楽しむ時間でもある。

そんな時間の中での出し物には、面白い遊び的なものあるのだが、その中のひとつに、この3ヶ月間で取り組んできたウェブの作品の内、すぐれた作品がノミネートされて発表をするというイベントがある。この場にいる仲間が取り組んできた作品である。

このクリエイティブの発表だが、歓談の時間に催される項目であるため、楽しいものであってよい。そして、楽しいものであった。しかし、その中で、とても気になったことがあった。どれくらいの割合かは分からないのだが、一部の人間が後ろでガヤガヤとしている。そして、それはクリエイティブを発表している者に対して、不快な気分を与えるのに充分なものだった。

これが、つまらないイベントに強制的に参加させられていたなら、まだ分かる。しかし、仲間が発表をしているのである。仲間が頑張ったクリエイティブに関してプレゼンしている。それを聞かず、ガヤガヤと話をして騒がしいのは、仲間に対して失礼であることと、クリエイティブに携わる者としては意識が低いことであると、私はその時間を過ごして、とても感じた。しかも、仲間がプレゼンしているのである。

「楽しむ時間」に着眼すれば、それもそれでよいだろう。楽しむ時間だから、好きにすればよい。しかし、「仲間が頑張ったクリエイティブ作品に対してプレゼンをしている」という点に着眼すると、これは私には考えられないことだ。


これには、その場の環境作りの問題がある。そのクリエイティブ発表という項目は、「バイキングの食事をしながら楽しむ項目」となっている。そのため、全員ではないにしろ、「楽しむ=クリエイティブ発表に興味なし」に近い状態になってしまっている部分がある。がやがやと雑談をし、壁際で煙草をする。イベントの構成や演出、イベント会場の環境づくりにも問題がある。

テーブルを後方に下げて、皆を前へ移動させた方がよい。そして、椅子を並べて、皆が座れるようにすると良いだろう。複数人分のプレゼンで数十分も立ったまま聞くのも、楽ではない。

また、このクリエイティブ作品の発表は、発表後に皆で投票して、表彰をするという流れがある。であれば、乾杯や立食の前に、このプレゼンは構成された方がよいだろう。そして、このイベント時間中は禁煙にした方がよいだろう。これはパーティではなく、仕事の一環としてのイベントであるものだと思っている。2時間の重要なイベントなのだ。途中で抜け出して煙草を吸うというようなことはないイベントにする必要がある。

そして、これは環境やイベントのあり方の問題と同時に、一人一人の「意識の問題」である。たとえ、楽しむイベントだとしても、仲間の発表であれば、ちゃんと聞いてあげたいという気持ちを持っていたい。少なくとも、プレゼンをしている仲間が不愉快に思うような環境にしてはいけない。

発表する立場になってみると、大半の人がプレゼンを聞いてなく、しかもガヤガヤとしている。もし、よいプレゼンをしようと準備をして臨んでいたのなら、とても悲しい気持ちになるだろう。

そして、一人一人の意識を育てていない「組織の問題」である。このイベントは、ある組織のメンバーがほぼ全員参加するイベントなのだ。組織は、そして人を育てる立場にある人達は、日々の中でメンバーの意識を高める必要がある。「人を育てる」というものは、とても重要でとても難しい。でも、やはりとても重要なのである。


この内容だけを見ると、ネガティブな印象が強いが、今回、このイベントに参加して、決してネガティブな気持ちになったわけではない。むしろ、ポジティブな気持ちになった。一人一人の意識を高めることの重要性、一人一人の意識を高めるためには、組織としての取り組むべき重要なもの、というものを実感することができた。



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「クリエイティブに携わる者として」

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 寺田 直樹(てらだ なおき)
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