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沖縄旅行'09 楚洲の集落・共同店 楚洲の歴史と文化

2009年02月28日 (土) | カテゴリ:'09沖縄旅行-地球探検隊

楚洲の集落の歴史と文化についても、少しだけ話しておきたい。ウォーキングを始めて、わりとすぐに、楚洲の集落についた。昔ながらの瓦屋根で、沖縄イメージを彷彿とさせる世界がそこにはあった。集落の中では、ゆいまーる精神が色濃く残っており、ご近所さん同士での支え合いが強い。コミュニティとしての繋がりがしっかりしているのだ。


現地ガイドのアーストリップのだいちゃんや、ヤンバルガイドのケンケンから、歴史や文化についての話しを聞いたり、集落に足を踏み入れる際の注意など、色々と話しを聞いた。その集落で生活をしている一般の場所にお邪魔させていただくので、ギャーギャー騒がず、民家を勝手にパシャパシャと写真を取らず、その歴史や文化を感じながら、ウォーキングをした。普通の民家でヤギを飼っていて、それも見せてもらった。

楚洲の集落には、楚洲共同店というものがある。コンビニのようなお店だ。この共同店は、名前の通り、共同経営されている。経営者は集落に住む全員だ。買い物をするには、やはりちょっと不便な場所だけに、こういうお店が必要になる。集落の人が経営し、その利益を集落の人で分配し、その共同店によって、生活に必要なものを揃える。とても、よくできているシステムだ。生きる知恵が生み出したものだろう。集落と共同店の繋がりが強いため、コンビニが進出してくることは難しいのではないだろうか。僕らも、ちょこちょことした買い物をさせてもらった。

楚洲では、林業が盛んで、那覇などで利用する建築材を、ヤンバルから那覇の方に運んで収益をあげていた。その代わりに、中国や本土から入ってくる生活に必要な色々なものを、那覇から持ち帰り、生活をしていたという。

今、僕は、地域活動や生涯学習ということにも取り組んだり、いくつかのコミュニティーに関わらせていただいてて、人と人との繋がり、コミュニティに求められる役割りなど、色々なことに対して学ばせもらっている。この楚洲の集落で、日常生活というありのままのカタチで、僕らが意図的に取り組んでいるものがたくさんあった。

祭事の昼間も、祝いの夜も、泡盛を呑んで、歌って、踊って、自然とそのコミュニティにいる皆が集まって、皆で祝い、繋がる。その関係性の中で、支え合いの風習やご近所さんへの心くばりの習慣が、育っていく。

その地域ごと、時代ごと、年代ごと、そして、家庭や仕事など、コミュニティのカタチは色々ある。それぞれのコミュニティらしさを活かしつつ、こういう関係性を伸ばしていくことも、今という時代に必要なものだと思う。戦後の経済成長に努力してきた中で、得られたものを大きかったが、失うものもたくさんあった。人間関係の希薄だけではなく、鬱、自殺、いじめ、犯罪、未成年者の犯罪増加、環境破壊、色々なものが増えていった。原因の全てがここにあるとは言わないが、原因のひとつであることに疑いの余地はない。

楚洲の集落で、改めて、そんなことを感じた。そして、地球探検隊にも仲間との繋がり、仲間で楽しむために主体的に行動する、感動を共感する、こういう大切なエッセンスが、たくさん入っている。これこそ、今どきの若者というコミュニティのカタチの中で、人生を楽しみながら、大切なことを育んでいく場になっているんだと思う。地球探検隊は、今の時代に必要で、そして楽しく魅力的なコンテンツだ。そんな旅を生み出してくれた中村隊長。そして、13年の間に参加してきた隊員、地球探検隊のスタッフ、現地ガイドなどの多くのみんなによって、さらに育まれてきたものだと思う。地球探検隊に関わるみんなに、そして中村隊長に、心から感謝したい。ありがとう。

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 寺田 直樹(てらだ なおき)
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