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洞窟。ケイビングって面白い

2009年05月04日 (月) | カテゴリ:'09長良川の旅-地球探検隊

J.E.Tのオフィスで、洞窟探検の格好に着替える。つなぎを着て、ヘルメットにヘルメットライト、そして、膝サポーター。かなり、本格的な格好だ。

勝手な妄想だが、さながら命懸けの炭鉱夫集団のようだ。楽しみな気持ちで、洞窟の入口に向かうが、きっと、心の内側には緊迫感もあったんだろうと思う。


洞窟の入口に到着。そこは、至って普通の山の入口のところに、空いていた。J.E.Tの隊長に続き、洞窟の中に入ると、ひんやりとした空気が、洞窟の中から流れ出してくる。

洞窟の中の温度が、14度前後で一定に保たれているらしい。だから、外気が暖かいと、冷たい空気が、洞窟の中から外へ流れ出す。逆に、外気が冷たい場合は、冷たい外気が洞窟の中に流れ込むような感じらしい。

J.E.Tの隊長、わたし、中村隊長と続き、みんなでどんどん洞窟の中に、入っていく。サクサク進むJ.E.Tの隊長。「ちょっ、早くね?」と思いながらも、きっと彼にとっては遅いスピードなんだろう。


入ってすぐのところで、少し広いスペースがあり、そこで一旦、みんなで集まる。すでに、そこが不思議な空間だった。キラキラ光る壁。ぽつぽつと空いている地面の穴。壁際の地面は、粘土のような土。コウモリの糞が固まったと思われるもの。J.E.Tの隊長が、ひとつひとつ説明してくれた。そして、どのようにして、洞窟ができていくのかなど。洞窟は、本当に長い月日を掛けて創られた自然の造形物だ。まさに、神秘的だ。


さらに、ちょっと進んだところには、小さな水の溜まり場のようなものがあった。そこには、まっしろで目がない小さなエビもいた。驚きというか、神秘的というか。

洞窟をどんどん進んでいくと、だんだん、サバイバルな感じになっていく。本当に、匍匐前進じゃなきゃ通れないような道を進む。身体を「く」の字にしないと進めない道を進む。暗闇で先が見えない下に滑り落ちるような穴を避けながら進む。落ちたら死ぬんじゃないかと思ったくらいだ。

ちなみに、何もないところで、前屈みに歩いていたら、足が滑って、そのまま思いっきり、胸から落ちたっけ。


難関だったのは、身体をねじりながらじゃないと通れないような崖を、腕や膝でテンションをかけて、登って、通り抜ける場所。要は、腕と膝でつっかえ棒のようにして、身体を支えながら、ちょっとずつ、ズリズリと登っていって、抜けるという場所だ。

ロッククライミングのように、足で、でっぱりに引っ掛けようとしても無理だからね、と説明を受けていたのに、思わず、足で踏み場を探してしまう。そして、見事に、踏み場もないし、ツルツルとすべって足を引っ掛けようがない。

ちょっと焦りながらも、多少なりともコツを掴むと、なんとか、ズリズリと上がれて、通り抜けることができた。これをひとりひとり、やって、全員、無事に通り抜けることができた。


この時点で、全身が泥だらけだし、きっと、この時、肘の皮が剥けたんだと思う。最後に着替えた時に、肘や腕の辺りの皮が、何カ所か剥けていたので。事前に、靴はビショビショで、肘の辺りの皮が剥けたり、場合によっては、パンツまで濡れるからと聞かされていたので、それを本気で実感した。

最後は、高さがない場所で水たまりを通りぬけないといけないという道を通り抜け、見事に手足や靴が、ビショビショになった。J.E.Tの吉田隊長は、両サイドの壁に、腕や膝を当てて、スパイダーマンのように、濡れずに通りぬけていったが、それは誰もできませんって。それをやったら、ツルッと滑って、胸から落ちて、全身がずぶ濡れになるという、リスクがついてくる。僕らのような初心者には、ロシアンルーレットで、10発中9発が、玉が入っているような掛けだろう。


最後のそんな嫌がらせコースも楽しみながら、洞窟探検を楽しんだ。ひでぼぅのメガネが、吐く息で常に曇っていたのは、ちょっと面白かったな。本人は、めちゃめちゃ必死だったろうけど。匍匐前進したり、滑りそうな地面を気をつけながら進んだりしたら、それは息も荒くなる。わたしも、目が悪いから思うのだが、メガネが曇って、前が見えにくくて、あの洞窟の中を進むのって、怖い気がする。だから、不安で息が荒くなっているということよりも、そんなひでぼぅのチャレンジ精神に感動をする。泳げないのに、ラフティングもすごく楽しんでいたし、そんな最年長のひでぼぅは、かっこいい。


一番の難所を通りぬけるのは 人生のようなものだ

恐怖が心の中で生まれる 不安で足がすくむ

できないよ とやらない理由を考えだす


後ろを振り返ると 高さを感じて怖くなる

慌てて バタバタともがいてしまう

途中で もう無理と諦めたくなる


でも それを乗り越えた時 成長と感動が待っている


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 寺田 直樹(てらだ なおき)
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