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決断。4mの崖からの飛び込み

2009年05月03日 (日) | カテゴリ:'09長良川の旅-地球探検隊

ラフティングも、ついにゴール地点に到着した。本当に楽しかった。

そして、最後に待っていたのが、崖から河にダイブする飛び込み。午前のゴール近くにも、3mくらいの飛び込みスポットがあったが、それはスルーして、4mちょっとくらいの午後のゴールの崖で、飛び込むことになっていた。

もちろん、参加するのも、しないのも自由。

正直、こういう飛び込みは、苦手だ。観覧車とかジェットコースターのように、器械的に保護されて、半強制的に動いていくものは、まだ大丈夫だが、自分から一歩踏み出すような高所は、実は、相当苦手だったりする。

外から見れば、みんなが飛び込んでいるし、むしろ楽しそうな人もいるし、一瞬であることも、安全であることも、頭ではわかっている。でも、怖いんだよね。


何メートルなのかは、事前に聞いてはいなかったが、旅に行く時に、絶対に飛び込もうと思っていた。

不安や恐怖は、自分の心が生み出すもの。答えの見えないことにチャンレジをする勇気、決断力は、人生に大きく影響を与える。自分の弱い心に打ち勝つ、王様になろう。

去年の11月にも、成功の9ステップという大きなセミナーで、9mの距離を、焼けた炭の上を歩くという、普通に考えたら、怖くてたらないようなことをやってきた。自分の状態を管理して、目線を上に、志しを高くもって、笑顔で、最高のイメージを持って、恐怖が生まれる隙もないくらいの状態管理をして、一歩を踏み出し、9mを歩き切った。

その時の自分は、自信に満ちあふれ、感動に溢れていた。

だから、そんな自分の状態を習慣にしたいし、ナチュラルでそういう状態になれるようにしたい。そう思っていたから、崖から飛び込もうと思っていた。


最終的には、半分くらいの人が飛び込んだだろうか。飛び込むメンバーで、崖の上に立った時、予想以上に「高いっ」と感じた。恐怖や不安が、自分の中で生まれてくることに気づく。確かに、4mちょっとでも、目線の高さから見れば、6mくらいはある。足が竦みそうになる。飛び込まずに戻る仲間もいる。そうだろう、だって、高いし、怖いし。

最初に、隊員ろくさんが、トップバッターとして、崖の上に立つ、なんどか、飛び込みそうな準備をしては、戻る。

「ひっぱりすぎだよ、ろくさん!」

という、笑いやツッコミも周りで起きていた。それを横目に笑いながらも、わたしの中で、もう一度、自分の状態管理に入っていた。

勇気。決断。自信。焦点。心のブレーキ。習慣。
火渡りもしたファイヤーウォーカーだ。
できるに決まっている。
それも、最高の状態で、飛び込んでいる。

そんなイメージを繰り返していた。

起業だって、愛の告白だって、新しいこと、答えの見えないこと、失敗する可能性のあることに、飛び込むのは、自分で生み出す心の壁がある。自分の心が生み出す壁ならば、それは自分の心で乗り越えることができる。

やってよかった、その感動が待っている一歩踏み出した世界を、もう一度思い出して、飛び込む決意をした。マイナスの想像を全て捨てた。一言で言えば、「ええぃ。ままよ!」である。

人知れず、自分の中で、そんな自問を繰り返していた頃、結局、ろくさんは、もったいぶって、飛ばず(笑)。トップバッターとして、隊員"かとちゃん"が崖に立ち、「サン、ニィ、イチ、ゼロッ」のみんなの掛け声と共に、ジャンプ。

「ドボーーンッ」という水しぶきの音に合わせて、歓声があがった。次は、こじがスタンバイしている。もう、このモチベーションのままで、行きたいので、こじの次に飛ぼうと、すぐこじの後ろについた。

「サン、ニィ、イチ、ゼロッ」の声と共に、こじが飛び込んだ。でも、「うわぁ、怖えぇ〜」といいながら、飛び込んだこじ(笑)あんまり、見ない飛び込み方だ。一瞬、怖くなりそうになったが、気にせず、下を見ず、前の景色だけを見て、崖の上に立った。

下を見ると、恐怖心が出てきそうな自分を感じる。でも、景色を見ていると、恐怖心も湧いてこない。

人は、ダメな部分や悪い部分に、目がいってしまいやすいが、ダメな部分に心が捕われて、これからの一歩にプラスのエネルギーになるのなら、それでもいい。でも、そうはならない。だから、よいビジョンを描いて、焦点を良いビジョンに合わせ、今できる小さなできるかぎりの一歩を踏み出せばいい。

それは、正面の景色を見て、ポンと一歩、前にジャンプするだけ。死ぬわけじゃないし、ただそれだけだ。

「サン、ニィ、イチ、ゼロッ」のみんなの掛け声と共に、一歩前にジャンプした。さすがに、カメラ目線を向ける余裕はなかったが、それでいい。それが、その時にできた小さな一歩だ。

「ザブーーン。ゴボゴボゴボ」

という音と共に、次の瞬間には、水面に顔が出ていた。

終わってみれば、大したことはない。次は、カメラ目線もできるし、勢い良くジャンプもできそうだ。むしろ、「飛びたいっ」と思ったほどだ。心の中で、大きなガッツポーズをして、心の中で「イエェーーーースッ!!!」と叫んだ。


周りから見れば、とっても小さなことかもしれない。他人から見れば、どうしてできないのと思うようなことは、誰しもが持っている。そんなことは気にすることはない。今のあなたの目の前にある壁を素直に受け入れて、今のあなたができる小さな一歩を、今のできる限りの勇気を持って、踏み出せばいい。

最高の気分で、ラフティングを終了した。

帰りのバスに戻る途中に発見した無人駅は、映画の世界に出てくる駅のような風情があった。


自信がないから できない

経験したことがないから 自信がない

そう言っていたら いつまでも前に進まない


だから 人からみたら なぜって言われるような壁でも

周りを気にせずそれを受け入れて できるかぎりの勇気で

小さな一歩を踏み出そう


小さな小さな一歩でいい

決断力を持った 小さな一歩のその先には

新しい世界が待っているのだから


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 寺田 直樹(てらだ なおき)
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