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【乗馬】本物の全力疾走ギャロップ

2009年08月19日 (水) | カテゴリ:'09モンゴルの旅-地球探検隊

ツアー団体を抜き去ったピンク野郎と現地ガイドのサラは、
2頭で、さらにギャロップを続けた。

すると、後ろから、
数頭の馬の足音が近づいてくる。

明らかに、速い走りの足音だ。
競馬でいうと、最終コーナーを曲がって、
最後の加速で、全力で後ろから差してくる足音のようだ。

隊長、ワッキー、しげの3頭が、
ギャロップで走っている俺とサラを、
ものすごいスピードで抜かしていった。

「うおー、速えぇー」

と思うか思わないかの瞬間、ロンゲが、グンッと加速した。
身体が、グッと後ろに持っていかれそうになる。
抜き去った3頭を追走し出す、ロンゲとサラの馬。

それは、想像を超える、経験したことがないスピードだった。

びっくりするぐらい速いスピードで抜かされたと思った、
そのスピードで、走っている。

正直、この時だけは、鞭を入れる余裕はまったくなかった。
負傷している右手で手綱をギュッと握るのは辛いのだが、
そんなことを考える余裕もなく、両手でギュッと手綱を握って、
大疾走をしていた。

大地を蹴り上げる振動が、突き上げるように感じられ、
油断をしていると、身体を後ろに持っていかれそうになる。

エネルギーが爆発しているような、ギャロップ。

想像を超える、本気の全力疾走ギャロップを体験した。

この旅で、これだけの全力疾走ギャロップを体験したのは、
後にも先にも、この時だけだったが、
また、この走りをしたいと思った。

この時は、余裕がなかった。
自分が走らせているという感覚ではなく、
ロンゲが自ら走っている馬上に乗っていた、
という感覚だったからだ。

この全力疾走ギャロップの肌感覚も、
忘れられない思い出だ。


大地と馬のエネルギーが 躍動する

その全てが 全身を駆け巡る


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 寺田 直樹(てらだ なおき)
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