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美らピープルでいこうブログ > '09モンゴルの旅-地球探検隊 > 【乗馬】モンゴルの大草原を疾走
乗馬2日目の、アリヤバル寺院からの帰り道。
最高の鞭を手に入れた、その走りは、最高のものとなった。

今回、速い馬が2頭いる。そして、乗る2人も上手い。
隊長が乗っている暴れ馬(途中から乗り替え)と、
ワッキーが乗っている、賢くて、たくましい馬だ。
ワッキーの馬は、実は乗馬3日目に、鎖骨を骨折後、
1人だけ先に河を渡るのに、乗せてもらったが、
賢くて、しっかりしていて、力強かった。

そして、平成生まれのしげ&ねっちも、
若々しさとエネルギーに溢れ、
何度もお尻を叩き、よく駆け出していた。
さらに、そんなみんなを走り出すように、
クールな「チョー」の掛け声で、
絶妙に仕掛ける、しかさん。

そして、美人で優しい女性の現地ガイドのサラも、
結構、みんなと一緒によく走る。まんざらじゃないみたいだ。
鞭がなかったら、空になったペットボトルで、鞭打ってたし。
初日に、ほとんど走れなかった俺も、
神様からの贈り物である、骨折した指でも、
思う存分に振るえる最高の鞭を、手に入れたこともあり、
走りたい気持ちでウズウズして、やるき満々だった。

そんなメンバーが揃ったものだから、
すぐレースみたいになる帰り道だった。
そして、馬に信頼される騎手として
馬上にいようと思ったので、
アリヤバル寺院からの帰り道は、
ビシッと鞭を打ち、先頭集団を歩いていることが多かった。
不思議なもので、そんな風に乗っていたら、
初日や今日の行きの道での歩き方のように、
すぐに仲良し集団の他の馬のお尻について歩くのではなく、
比較的一頭だけでちゃんと歩いて、
先頭の方を歩いてくれていた。
アリヤバル寺院からの帰り道の森を抜け、
広い草原へ出た。
しげ&ねっちの2人が、
チョッ、チョッ、っと声を出し、仕掛けた。
俺も、それに合わせるように、鞭を一発入れて、一緒に走り出す。
するとグイグイと走り出し始めた。
しげ&ねっちは、チョーチョーいいながら、さらに加速する。
後ろを振り返ると、他の馬はついてこない。
集団と離れていくが、乗馬ガイドの現地人から、
「ストップ!」とか「ゆっくり〜」の声が掛からない。
これって、つまり、走っていいってことだよね。
そして、俺にスイッチが入った。
鞭を振り上げ、そのまま鞭を1発、2発と入れ、
チョーーー!!!と叫んだ。
一気にキャンター、そしてギャロップに変わり、
2頭の馬を追いかける。
レースが始まった。
今まで走れなかった分も爆発するように、
チョーーー!!チョーーー!!、
叫びながら、鞭を振り回す。
ちなみに、鞭を振り上げ、振り回すということは、
隊長から教わった。
馬に、鞭を打つぞ、打つぞ、とちらつかせて、
鞭を打たなくても、加速させるためだ。
初めてのギャロップ。
だが、不思議と怖い気持ちはなかった。
一言で言うと、テンション上がりまくってる感じ。
そして、大きく鞭を入れると、
ギャロップが、一段、一段、加速していく。
まさに、最高の鞭だ。
今まで、骨折した指が痛くて、鞭を打てなかったとは
思えないほど、鞭を振るう。
ついに、前の2頭を抜かし、先頭に立った。
風を切って先頭を走っている。
目の前の少し坂になっている部分を、
そのまま一気に駆け上ると、
開いた視界には、大自然だけが存在していた。

見えるのは、どこまでも広がる大草原。
聴こえるのは、競って走る馬の足音。
感じるのは、顔を切る風。
その中で、鐙の上に立ち、鞭を振り回し、チョーーー!!!と叫ぶ。
鞭を振り下ろし、ロンゲとひとつになり、大自然を大疾走で駆抜ける。
それは、本当に最高の瞬間だった。
さらに坂を上り、後ろを振り返ると、後ろの集団が小さく見え、
遠くにいる後ろの集団が、違う道に進んでいた。
あれ、間違えたのかなと思い、手綱を引いてスピードを緩める。
二股に別れて、また先で合流できる道を
違う方に入っていたようで、また先で合流するのが
わかったので、そのままゆっくりと進み出した。
ロンゲが、ブルブルと喉を鳴らせ、息を切らしている。
ヒヒーンと鳴き、後ろの集団の馬と合流したがっているのを感じた。
そんなロンゲが、俺の気持ちに応えてくれたかのように、
大疾走をしてくれたのだ。
すごく、嬉しかった。
気持ちが通じた、と思った。
ロンゲがさらに愛おしくなった。
なかなか走ってくれない、
奥さんのお尻にぴったりくっつく
馬だなぁと思っていたけど、それも含めて、
この力強い走りも含めて、さらに大好きになった。

気持ちに 気持ちが 応える
ひとつになるって 気持ちから始まる